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我が家の道化者
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ここまで来た、歯科医療
ある日のこと、中年の女性の患者さんがいらっしゃいました。左側の頬が大きく腫れてしました。口の中を見てみると、左下の奥歯の周りが赤く腫れていて黄色い膿が出ていました。そこでレントゲン写真を撮ってみると、一番奥の歯の根が割れていてその周りがひどく化膿していました。下の最初の写真がそれです。その日は切開をして、膿を出してから、お薬を差し上げました。四、五日して腫れがおさまってから、抜歯をしました。そして歯茎が十分固まってから、GBRのオペを行い骨を再生しました。次の写真がその写真です。白い部分が再生した骨の部分です。GBRから四ヶ月してインプラントを埋入しました。その後三ヶ月してインプラントの上にかぶせ物を作りました。それが最後の写真です。奥歯の根が割れて化膿して顔が腫れてから十ヶ月後に、インプラントによって以前の健康な歯の状態に再生できた。十ヶ月したら元の歯の機能がよみがえった。これが現在の素晴らしい歯科医療なのです。
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GBRって、何?
GBRという言葉は、今では我々歯科医師の診療の中で切っても切れない程大きな地位を占めるようになりました。GBRとは、Guided Bone Regeneration(誘導的骨再生術)を略した言葉です。歯周病などで喪失した歯槽骨をいろいろな方法によって再生させることなのです。下の最初のレントゲン写真を見てください。歯周病になって長い間放置されたために、歯はぐらぐらになって痛くて咬めなくなってしまいました。よく見ると歯の根の周りの骨は大きくなくなっていて黒い暗影が見えています。そこでこの歯を抜いてから、歯茎が固まるのを待って、GBRの手術を行いました。それが二番目の写真です。白い部分が再生された骨の部分です。GBRのオペをしてから三ヶ月後にインプラントを埋入しました。それから又三ヶ月後にインプラントの上にかぶせ物を製作しました。それが最後の写真です。これで歯周病になる前の健康だった頃の状態に戻ってしっかりと咬めるようになりました。10年20年前には歯科医院に行ってどんな治療をしていたでしょうか。きっと、歯を抜いてから、となりの歯を削ってブリッジにするのが当たり前だったでしょう。でも今では、骨再生法によって、より高度な歯科医療が受けられるようになったのです。
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根管充填とは、何ですか?
先日のブログで説明したと思いますが、根管充填とは神経や血管が入っていた歯の中の歯髄のあった部分に、体に害のない薬剤を充填して細菌などが中に侵入できないようにすることです。ところが、この根管の内部は複雑な構造になっていて、途中で細く枝分かれしたり、あるいは隣の枝と合体してひとつになったり、あるいは網の目状になったりしているため、この中に緊密に薬剤を充填するのは実は至難の業なのです。そこで活躍するのが、レーザー照射なのです。レーザーを照射することによって、根管内部の滲出液の蒸散や止血や挫滅した歯髄組織の蒸散、乾燥ができるため、複雑な根管内への充填も可能になってきました。下のレントゲン写真を見てください。根の先の根充材の入っている白い棒状の周りに細かい網目状の白いものが見えているのがお分かりになるでしょうか。これが珍しい網状根管の充填写真です。これでdead space(死腔)はなくなり、細菌が巣を作ることはできなくなり、病気から解放されるのです。これも最先端の歯科医療なのです。
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根管治療とレーザー照射
これは細菌に感染した根管の中にレーザーを照射しているところです。レーザー照射には、殺菌、消毒、滲出液の抑制、切削片の蒸散、消炎、スメアー層の除去、止血、挫滅した歯髄組織の蒸散などの効果があります。虫歯が進行して神経のある歯髄組織まで感染してしまうと、歯髄組織は死んでしまって細菌に感染した根管だけが残ります。このような歯を治すには、根管の中を殺菌消毒して感染した根管の表面をリーマーという器具で削り取らなくてはいけません。それからこの根管内に薬剤を浸み込ませた綿栓を置いてふたをして、中を殺菌していきます。根管の中が無菌状態に近くなったら、根管の中に根充材というものを緊密に入れて再び感染しないようにします。それを根管充填と言います。この根管充填の際に重要な事は、根管内を無菌乾燥状態にしてやることです。中に水分や滲出液が存在していたのでは、完全な根管充填はできません。根管の一番奥の方、一番先の方を十分に滅菌乾燥しなければなりません。そのためにはこのレーザー照射はどうしても必要なのです。これは歯科医療の中でも、最先端の技術なのです。
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近未来オステオインプラント学会認定医授与式
平成21年9月26日(土)に、近未来オステオインプラント学会認定医・指導医授与式が、東京都新宿区西新宿の京王プラザホテル南館4階の「錦」の間で行われました。日本全国から150名ほどの先生方が参加されました。私も家内といっしょに認定医の証明書を頂きました。右側が世界的に有名なミシガン大学歯学部歯周病科教授のProf.Hom-Lay Wang、左側がミシガン大学歯学部歯周病学臨床リサーチセンター所長のProf.William Giannobile、共にこの学会では超一流のドクターです。日本のインプラント学界からも糸瀬正道先生、山道信之先生をはじめ元先生、張先生、水上先生、河原先生など有名な先生方が参加され、なごやかな雰囲気の中で楽しいひと時を過ごしました。
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