一本の長い矯正用のワイヤーを様々な矯正用プライヤーを用いて、bending(曲げること)して矯正用の保定装置を作るのも、歯科医師の重要な仕事です。一本の直線のワイヤーを模型の歯型にfitするように巧みに曲げていくと、模型にぴったりの三次元的な造形が出来上がります。最初からうまく作るのは無理ですが、熟練して数を重ねると、驚くほど綺麗に出来るようになります。矯正して綺麗になった歯並びを保つために、この保定装置を夜間に装着することにより、元に戻る事から防ぐことが出来るのです。この装置はHawley type retainerと呼ばれるもので、現在でも広く使用されています。