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東京国際フォーラムICOI日本学術大会
2013年のICOI国際インプラント学会日本学術大会は、東京有楽町の東京国際フォーラムで行われました。国際フォーラムの周囲の公園の木々の緑が美しく、園内の彫像や噴水が夏のきびしい暑さを忘れさせてくれました。
林揚春大会長の挨拶から始まった大会の講演会は、テンプル大学微生物学・免疫学の教授のDr.Jon B.Suzukiの免疫学の講演の後に、Dr.Thomas Hanの前歯部インプラント歯科治療における審美性の悪夢-原因と回避法についての講演があった。感染や他の病変によって広範に歯槽骨が欠損している審美ゾーンにインプラントを埋入する場合の、外科的修正テクニックとその長期的成績、審美的悪夢を回避するための適切なインプラント外科アプローチの選択プロトコルや、予知性の高い審美的な結果を得るために必要な外科的戦略の四つの重要ステップについての素晴らしい講演であった。
翌日の日曜日は、顎関節症、咬合及び口腔顔面痛の専門医、教授であるDr.Alvaro Ordonesの下顎位とOSA(閉塞性睡眠時無呼吸)におけるインプラント治療の役割の講演、又テンポラリークラウンの作製と即時荷重のための臨床戦略についての興味ある講演があった。
午後からは、ニューヨーク大学歯科大学院臨床教授であり前ドイツインプラント学会DGOI会長であるDr.Ady Palti の 多血小板フィブリン(PRF)とその応用:軟組織と硬組織の治癒の改善・インプラント治療の成功を導くための、生物学的、薬理学的因子についての、素晴らしい見事な講演が始まった。成長因子の生物学、生理学、作用メカニズム、PRFの作用において、どの生体材料が最も妥当な材料なのか?プロトコール、臨床結果、骨再構築における新しい見解、軟組織硬組織の治癒における主要な要素は、血管新生のスピードとその質であるということ。PRFテクニックは、成長因子を一週間持続的に放出し、コラーゲンⅣ型、エラスチン、トロンボスポンジン、フィブロネクチンのような、細胞外基質も放出することが知られている。この講義では、血管新生の刺激、成長因子、特にBMPを放出するアドバンストPRFの新しいテクニックの講演があった。
昼食は家内お気に入りであるウェスティンホテルの龍天門の人気のタンタンメンに舌鼓を打つことができた。今回の学術大会は内容が充実しており大変有意義なものとなりました。
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