• 重度の歯周病

    どうしてここまで悪くなったのか、三十代の後半のこの男性の歯肉の状態は惨憺たる有様でした。歯周ポケットの深さは八、九ミリメートルを超えており、食事中も出血するし、歯磨きしても出血する状態で、正に手のつけられない状態でした。毎日の口腔ケアを怠ると、こういう結果が待っています。数日後に歯周病の手術を行いました。三枚目の画像がその写真です。手術では、メスで歯肉に切開を入れて歯肉弁を剥離して、不良肉芽組織や歯肉縁下の深い部分に付着している歯石を取り除きます。その後、頬側と口蓋側の歯肉弁を縫合していきます。この縫合が一般の皮膚の縫合と異なって、結構難しいのです。なぜかというと、出血して見づらい歯と歯の間を上手に縫合の針を通さなくてはならないからです。写真は手術して五日後の状態ですから、歯肉の腫脹が引いて縫合した糸が緩んだ状態になっています。

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