• おつくりを作るのはオペに似ています

    四月二十九日の祝日は天気に恵まれて、知人としっしょにボートフィッシングに行きました。当初は小呂島の周辺でヒラマサを釣る予定でしたが、波が高めでうねりがあるために、博多湾の湾内でスズキ釣りをすることにしました。ルアーを使って、スズキを五匹とヒラメを一尾釣りました。血抜きを十分に行ってからクーラーで冷やして自宅に持ち帰りました。持ち帰ったスズキをさばくことになりましたが、今回は今までよりも美味しく食べたくて、料理するための包丁やまな板やうろこ取りや骨を抜く器具なども十分に洗剤で洗い除菌を行いました。骨や硬いヒレを切る時に使うゴムハンマーも洗剤を使って綺麗に洗い除菌を十分に行いました。清潔なタオルを何枚も使って、出刃包丁を何度も拭きながら魚を三枚に下ろし、内臓を綺麗に取り除いて、下ろした切り身を柳葉包丁を用いて皮を綺麗に引き取り、刺身にして皿に盛り付けました。残りのアラを出刃包丁とハンマーで食べやすい大きさに切り分けました。スズキのヒレや鰓は鋭くとがっているために、油断するとすぐに指先を傷つけてしまいます。そこで医院内で使っている治療用のゴム手袋を使いました。魚をさばいている時に感じたことは、これは自分がいつもやっている口腔内のオペに似ているということでした。再生医療やインプラントのオペの時も手術台や器具の滅菌をするために、二・三時間かけて念入りに行います。手術ではメスや歯肉を綺麗に剥ぐ器具や骨を削ったりする様々な器具を使いますが、サージカルマレットという外科用のハンマーも他の器具同様にオートクレーブ内で滅菌して使用します。今回の料理では、出刃包丁をたたくためのゴムハンマーも洗剤で十分に洗って雑菌が魚の切り身に付かないようにしました。

    そうして出来上がった刺身とカルパッチョとあら炊きとお吸い物は、なかなかのお味で美味しくいただくことが出来ました。海の恵みに感謝感謝です。

ご相談/お問合せ

0120-319-418つながりにくい場合0942-38-5511

診療時間

アクセス
西鉄天神大牟田線 西鉄久留米駅 徒歩約5分
九州自動車道・久留米インターより車10分
住所
〒830-0035 福岡県久留米市東和町1-6
田中歯科