• ナイスショット 【歯界時報 2004年5月 No.589】

    今から20年前、我がデンタルゴルフ会はその隆盛を極めたものであった。その後この和気藹々としたゴルフ会は斜陽の一途をたどり、若い会員は次第に経済的な理由て゛入会しなくなり、脱会する人も増加していき会員の数は激減していった。そして今では参加するプレーヤーの平均年齢は55歳まで上がってしまった。

    そんな中年高年のゴルフコンペがこの間の3月の暖かい日にあった。インの11番の長いショートホールで70歳に近い大先輩は珍しくグリーン周りのバンカーから2回ホームランしてしまった。そのボールは反対側のバンカーを飛び越えて林の中の池の方へ飛んでいった。OBである。小生は気の毒に思ってバンカーの向こうに落ちたボールを拾いに林の中へ入っていった。

    顔にかかりそうな枝を手で払いながら池の側の開けた場所に飛び降りた。その時である。目の前を黄葉した5枚程の葉がひらひらと黄色の枯葉でいっぱいの地面の上に落ちていった。しかしその5枚の葉のうちの1枚は地面に落ちる直前に30センチ程斜めに飛んで軽やかに着地したのである。その不思議な枯葉は黄色の葉の中に垂直に立っており、周りの葉とほとんど同じ色と同じ大きさをしていた。ただよく見ると木の葉には下の方に数本の細い足があった。そうこれは枯葉そっくりの蝶であった。擬態である。しかしどうしてこんな蝶にひらひら落ちる木の葉のまねができるのだろうか。これは小生にとっては大きな感動であった。

    バンカーからのホームラン、それは小生にとってナイスショットであった。

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